マイアミ・バイス

マイアミ・バイスって知ってる？マリブの陽光に灼けた、東海岸版「あぶない刑事」！

日本でも放映されていたのでご存知の方も多いと思う「マイアミ・バイス」。

米国フロリダ州の潜入捜査官ソニー・クロケットとリカルド・タブスの二人が活躍する刑事アクション・サスペンス。

日本で言うと「あぶない刑事」みたいな感じですかね。

「あぶない刑事」も劇中で流れる曲のノリが良かったものですが、「マイアミ・バイス」もご当地の音楽番組「MTV」を彷彿とさせるような豊富な挿入歌で、サントラCDがヒットしたほどという共通点アリ。

ただしストーリーは一話完結というより、容疑者を逮捕してはあれやこれやという理由で保釈されては殺されたり、高飛びしちゃったりなど、米国の法律事情もあって日本とはかなり違った感じ。

何しろ、何ヶ月もかかって犠牲者も出しながら追い詰めて、ようやく逮捕された容疑者。

早くどこかわからないような場所に移送しないと、また判事を呼ばれて保釈金払って逃げられちゃう！ってんで慌てて拘置所に行ったら、残念一足違いで保釈された後でした・・・なんて日本じゃ考えられないような不条理が、当たり前のように起きる。

普通、刑事ものだと逮捕されるとこでハッピーエンドなのに、「マイアミ・バイス」だとそうはいかないんですね～。

「じゃああの激しい銃撃戦とか、息詰まる逮捕シーンとかなんだったんだよ！」

と言いたくなりますが、こうした不条理にも挫けず正義を貫こうとするソニーとタブスの熱い男の友情がまた良かったりするのでした・・

ロレックスの腕時計をつけて、ヴェルサーチのスーツを着こなす・・というよりヨレヨレな遊び人風でヤクの運び屋を装う主人公のジェームズ・ソニー・クロケット（ドン・ジョンソン）が乗っている愛車「フェラーリ365・デイトナ・スパイダー」も人気があり、そのレプリカキットは放映当時大人気になったそうで。

ちなみに撮影に使われた「デイトナ・スパイダー」そのものもレプリカで、それを製作した会社がバックオーダー抱えすぎて粗悪品を量産してしまい、会社が倒産したというオチまでついてます。

後にこの愛車はフェラーリ・テスタロッサに変わるわけですが、そのへんのチンピラ運び屋にしちゃいい車乗りすぎだろう・・・というより、潜入捜査用に当局から支給されたって設定ですが、随分経費に余裕がある警察だな・・・とかですね、そういうとこは「まぁドラマだし」というのをちゃんと押さえてます（笑）

この「マイアミ・バイス」、huluではシーズン５まで全部配信されてますので（権利の都合による一部を除く）、一度見始めたら結構長く楽しめますよ！

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